東京に暮す―1928~1936 (岩波文庫) | |
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大久保 美春
岩波書店 1994-12 おすすめ平均 |
久しぶりの更新です。
紀伊國屋の書棚に見つけて、一旦は通り過ぎたのですが、ふと、今を逃したらこの本を二度手に取ることはないだろうと思い直して、買って帰りました。
単に、日本への好意的な記述として読むのは詰まらないでしょう。非常に知的な文章です。日本に対する記述の妙というより、それを語る相手であった、著書の文化的な基盤である西洋に対する鋭い洞察が見え隠れしています。
その対比の中にあって、日本の文化が際立つから、私たちは自身の文化を「確認」することが出来るのだと思います。
3 Comments
なるほど。。
お久しぶりです!
初GWを過ごしています。次は何を読もうかなと思案中です。
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